【今さら聞けない!?】カーエアコンの使い方って知ってる?機能やシチュエーション別の使い方を紹介!

今さら聞けない!カーエアコンの使い方って知ってる?機能やシチュエーション別の使い方を紹介!

みなさんはカーエアコンをキチンと理解して使えてますか?

恥ずかしながら筆者は最近まで、カーエアコンはほとんどオート設定気温・風量設定だけを使っていました。

そのせいで何故か、「なんか冷えない…」「曇りが取れない…」と思うことがしばしば。

意外と「とりあえず気温と風量の設定だけしておけば良いんじゃないの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

カーエアコンは家のエアコンとは少し機能や構造が異なり、設定次第では燃費に関わるものもあります。

機能や使い方をしっかりと理解しておくことで、ドライブを快適なものにできますよ!

マイカ

車のエアコンはオートしか使ったことないかも

ケイタ

機能を知っておくと困ったときに役に立つよ!

本記事では、カーエアコンの使い方や機能について解説します。

以下の方向け
  • カーエアコンの機能や使い方がいまいち分かっていない方
  • 色々あるボタンの機能をきちんと把握できていない方
  • 燃費に良い使い方をしたい方

ぜひ参考にしてみてください!

目次

カーエアコンって?家のエアコンの違いとは?

カーエアコンは冷房と除湿しかできない

電気自動車を除き、車のエアコンはエンジンでコンプレッサーを動かすことで冷房と除湿を行います。

また、家のエアコンは冷房・除湿・暖房を行うことができますが、エアコン単体では暖かい空気を作り出すことができません。

車のエアコンの暖房は、エンジンの熱を借りることで車内に暖かい空気を送り込みます。

冷え切った車内でエンジンをかけた直後だと、温度を上げても中々暖かい空気が出てこないのはそのためです。

もし、早く冷房・暖房を効かせたい時どうしたいかは後述の「こういう時どうすれば良い?」にて解説しています。

カーエアコンの機能とは?ボタンと機能を紹介

実際のカーエアコンの操作パネルを見つつ、機能を見てみましょう!

ヴェゼルのエアコン操作パネル

画像は2代目ヴェゼルのものです

一部の機能は車によって差があるものの、エアコンの操作と機能自体は大きく変わりません。

以下はボタン、ダイヤルとその機能の一覧です。

エアコンのON/OFF

エアコンのON/OFFボタン

エアコンの動作のON/OFFを切り替えるボタンです。

ONになると表示盤に設定温度などが表示されます。

風量調整ダイヤル

風量調整ダイヤル

エアコンの風口から出る風量の強さを調整します。

上のメーターが現在の風量を示しています。

オートボタン

AUTOボタン

オートボタンは室内が設定した温度になるよう、自動で風量や温度を調整してくれます

設定温度と車内の温度差が大きいと、風量がMAXになったりします。

設定温度に近づくと次第に風量などは落ち着いてきます。

温度調整ダイヤル

温度調整ダイヤル

ダイヤルを回すことで、エアコンの設定温度を変更できます。

上の表示でどちらに回すと温度が上下するのか分かるようになっています。

また、ヴェゼルの場合、運転席側と助手席側でそれぞれ温度を変えられるようになっています。

SYNCボタン

SYNCボタン

SYNCボタンを押すと、助手席側の温度設定が運転席側と同じになります。

また、運転席側の温度ダイヤルを回すと、自動で助手席側も同じ温度に設定されます。

内気循環

内気循環

ONにすると内気循環、OFFにすると外気取り込みになります。

内気循環は空気を車内で循環するのに対し、外気導入は外からの空気を取り込みます

風口切り替え

風口切り替えボタン

エアコンの風が出る風口を変更するボタンです。

足元のみ、正面のみ、足元と正面両方と細かく調整できます。

フロントデフロスター、リアデフォッガー

フロントデフロスターボタン
リアデフォッガーボタン

ガラスについた霜を取るためのボタンです。

フロントデフロスターはフロントガラス、リアデフォッガーはリアガラス用になっています。

名称は違いますがほぼ同じ機能です。

ガラスに風を当てて車内と車外の温度差をなくし、霜を取ります。

A/Cボタン

A/Cボタン

コンプレッサーのON/OFFボタンです。

冷房・除湿を行いたい場合はONにします。

シートヒーター

シートヒーターボタン

運転席、助手席それぞれのシートヒーターのON/OFFボタンです。

ヴェゼルの場合、OFFから三段階の温度まで調整できます。

こういう時どうすれば良い?

暖房を早く効かせたいとき

暖房はエンジンの熱を使って暖かい風を送っているため、エンジンが冷え切った状態からエアコンをONにしてもすぐには暖かい空気は出てきません。

エンジンを温めるにはアイドリングが有効です。

最近の車は暖気運転(エンジンをかけた直後はすぐには発進せず暫く待つ)が不要とされていますが、エンジンを効率よく温めるのは暖気運転が良いとされています。

また、可能であればエンジンが温まるまではエアコンはOFFにしておくとより早く温まります。

暖房に切り替えた際は内気循環にすることを忘れずに。

暖房時に除湿は不要なため、A/Cボタンは基本的にはOFFが良いです。エンジンから送られる暖かい空気を送風で送りましょう。
(ただ、霜が発生した場合は、A/Cを入れることで霜取りができます)

冷房が効かないと感じる時

エアコンをONにして風量を上げ、温度も下げているのになんだか冷えないなと思ったらA/CボタンがONになっているか確認しましょう。

A/Cはコンプレッサーの起動ボタンなので、コンプレッサーが働かないと冷房が働きません。

この場合はずっと送風の状態になっています。

また、外気取り込みにしていると車外の熱気を取り込んでしまうため、内気循環になっていないか確認しましょう。

冷房を早く効かせたいときは?

真夏の炎天下で駐車していた車に乗り込んだ時、車内はものすごい温度になっていますよね?

暑いから、と窓を閉め切って一気に冷房を強くするとコンプレッサーに負荷がかかります。

この場合、まずは窓を開ける。そしてエアコンを外気取り込みにしつつ走行し、温度は少し低めにしておきます。

そうすることで先に熱気を外に逃がしましょう

2~3分走行して熱気が落ち着いてきたら窓を閉め内気循環にすれば効率良く車内を冷やすことができます。

車内が臭う時

外気取り込みは名前のまま外気を車内に取り込んでいるため、トンネル内や渋滞時は排ガスなどが入り込んでしまい臭いの元になります。

この場合は内気循環にして外の臭いを車内に入れないようにしましょう。

また、内気循環のまま長距離を走行している場合は、車内の空気がずっと循環しているため二酸化炭素濃度が上がってきます

一人で走行している場合はそこまで問題になりにくいですが、車のサイズや乗車人数によっては眠気や頭痛などの原因になったりしますので、定期的に窓を開けるか、外気取り込みにして換気することが重要です。

以前より効きが悪くなったなと感じた時

もし以前よりも冷房・暖房の効きが悪くなってきたと感じたら、エアコンフィルタが劣化しているかもしれません。

カーエアコンは家庭のエアコンと同じく、送り込む空気を綺麗にするフィルタが備わっています。

このフィルタは消耗品で、長く使っているとホコリなどがたまり、エアコンの効きが悪くなってきます。

エアコンフィルタは概ね、「1年もしくは走行距離が1万km~2万km程度」が交換の目安になっています。
ただ、走行の条件によってはこれより早くこともあります。

効きが悪くなったと感じたらエアコンフィルタを前回の交換からどれくらい経ったか確認してみてください。

もし、交換しても変わらない場合は別の原因も考えられるため、販売店や修理店に相談しましょう。

エアコンって使わないほうがいい?

カーエアコンを使うと少なからず燃費に影響します。

A/Cを使う場合は特に顕著なので、燃費を考えたら使うのを控えがちな人もいるはず。

ただ、使わなすぎもエアコンにとって良くありません

というのもコンプレッサーにはガスと合わせてオイルが入っています

これはパーツの潤滑性気密性の確保焼き付き防止などの役割を担っています。

エンジンのオイル同様、エアコンをまったく使わない期間が長いとオイルが行き渡らなくなってしまい、不調や故障の原因となってしまいます

燃費よりもエアコンの故障の方が痛手だと思いますので、定期的にA/CをONにしてコンプレッサーを動かしてあげましょう。

まとめ

カーエアコンは家庭のエアコンとは少し違い、冷房と除湿しか行えません。(あとは送風のみ)

暖房はエンジンの熱を利用するため、エンジンが冷えていると中々暖かい空気が出ないことに注意しましょう。

暫くアイドリングしてからエアコンをONにすることで、効率よく室内を暖められ、エアコンにも優しいです。

また、基本的にAUTOボタンを使うだけで自動で調整してくれますが、機能をいくつか覚えておくと、エアコンの利用で気になったことがあった時に原因を掴みやすいです。

カーエアコンの仕組みと関わる機能を覚えておくだけでも、「なぜか効かない」「臭いが気になる…」などの気になったことの原因を掴みやすいです。

また、燃費が気になるから…とエアコンをまったく使わないのも、実はエアコンにとっては良くありません
夏場、冬場に関係なくエアコンは使いましょう

エアコンを使いこなして、快適なドライブを!

参考

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