以前、車載動画について記事にした際、アクションカメラの「GoPro」で撮影したことを紹介しました。

「GoProなどのカメラを専用に用意しないと車載動画は撮れないの?」という疑問がある方もいると思います。
手持ちのスマートフォンのカメラで撮影できればもっと気軽に始められるのに…!
でも画質とか、そもそもちゃんと撮影できるのかが気になる。
この記事では、iPhoneとGoProを実際に使って撮影し、日中・夜間の映像を比較してみました。
どちらが車載動画に向いているのか、メリット・デメリットを詳しく解説します!
- 車載動画に興味があり、手軽に撮影する方法を知りたい方
- スマホ(iPhone)でも撮影できるのか気になっている方
- GoProとスマホの画質や手ブレ補正の違いを比較したい方
- 専用カメラを買うべきか迷っている方
ぜひ参考にしてみてください!
【結論】スマホでも十分に撮影は可能!利便性とバッテリーに注意
マウントさえあればすぐに撮影は可能!最低限必要なものはコレ!
- カメラ(手振れ機能付き)
- カメラ用マウント
カメラをお手持ちのスマートフォンで代用して、スマートフォンも固定できるマウントがあればすぐに始められます!
ただし、カメラに手振れ補正機能は必須です!
舗装路でも車の揺れは激しいので、手振れ補正がないカメラはかなり厳しいでしょう。
また、車種や設置位置によっては以下の道具も必要になります。
- マウント用のゲルシート
特にダッシュボードに設置する際、「微妙な曲面」や「凹凸」があってマウントがうまく設置できない場合があります。
その際にゲルシートがあればしっかり設置できます!
プラスあると便利なもの
- モバイルバッテリー
- もしくはサブバッテリー
- 充電ケーブル
- ある程度長さがあると便利
アクションカメラには高耐久高寿命のバッテリーがあるので、それを用いると長時間撮影が楽になります!
無い場合はモバイルバッテリーで給電しつつ撮影する方法が良いでしょう。
使っている最中はスマホが使えない!運転中は注意
撮影にスマートフォンを使う場合、以下に注意が必要です!
- 撮影中は使えない
- バッテリー残量の確認
- 撮影中は確認がしづらいため、心配ならモバイルバッテリーを使用すると◎
- 熱暴走に注意
- 日中の撮影だと設置場所によっては高温になるため
スマートフォンを使う場合、高温・低温な場所での使用は気を付けましょう!
車載動画に必要なアイテムをチェック!

- カメラ(またはスマートフォン)
- カメラ用のmicroSDカード
- マウント
- ゲルシート(必要に応じて)
- モバイルバッテリー
- サブバッテリー
- 充電ケーブル
一つずつ細かく見ていきます!
カメラ

動画撮影の必需品!
アウトドアやスポーツの撮影に向いている「アクションカメラ」と呼ばれる小型・高耐久カメラがオススメです。
多くの機種で強力な手振れ補正機能がついていますし、小型のため車内に設置しても邪魔になりにくいです。
その他のカメラでも、基本的に動画撮影機能がついていれば車載動画の撮影に使うことは可能です。
その際は「マウントに装着できるか」や「手振れ補正があるか」がポイントになります。
マウントに装着できても、カメラが大きくて車内に設置できない…なんてこともありますので注意が必要です。
microSDカード

アクションカメラは多くの機種が「microSDカード」を使用します。
容量が大きければ大きいほど長時間・高画質での撮影が可能なのでオススメですが、その際は転送規格に注意しましょう!
例えば以下のようなものです。

GoProは機種によるmicroSDカードの最小要件が決められています!
| カメラ | 最小要件 |
|---|---|
| HERO (2024年版) | A2対応、ビデオスピードクラスV30のmicroSDカード |
| HERO13/12/11/10 Black HERO11 Black Mini HERO10 Black Bones | V30またはUHS-3規格のmicroSDカード |
| HERO9/8/7/6/5 Black MAX (マックス) Fusion (フュージョン) HERO5 Session HERO (2018) | Class 10またはUHS-I以上のmicroSDカード |
機種や撮影する動画の解像度などにより、必要な転送速度や規格が違ってきます。
お使いになる機種のマニュアルを確認し、要件に合ったSDカードを使いましょう!
マウント
カメラを固定するためのパーツです。

マウントにもいくつか種類があります。
- 吸盤タイプ
- 粘着性のジェルや吸盤を貼り付けて固定する
- 両面テープタイプ
- 強力な両面テープで貼り付けて固定する
- サクションカップ
- ポンプやレバーで接地面の空気を抜き、吸着する
- クランプ
- パーツやパイプなどに挟んで固定する。ネジなどで接地面に圧をかけることで強力に挟み込める
- クリップ
- バネなどの力によってパーツなどに挟む
お使いの場所や目的に適したものを使用しましょう!
GoProの場合は、本体側に「フィンガージョイント」と呼ばれるツメがあるので、これに適合すれば問題ありません。
紹介しているUlanziのマウントにはジョイント用パーツが標準でついています。

「マウントや三脚は持っているけどフィンガージョイントには対応してない…」
そういう場合はよくある1/4インチネジに変換できるジョイントなどを購入すれば大丈夫です。
こういうの↓
車内から車外に向けてカメラを設置する場合、基本的にはダッシュボード上がオススメ。
フロントガラスやサンバイザーにも設置できるマウントはあります。
ただ、死角が生まれやすく、適当に設置すると法律違反になることも…。
「車載動画を撮影する際に気を付けたいこと」を参照。
私の意見としては、
サクションカップを使って助手席側ダッシュボードの邪魔にならない(死角が生まれない)位置
へ設置するのがオススメです!
ゲルシート

使うマウントや、設置位置によっては必需品ではありません。
サクションカップマウントなどの接着面の空気を抜いて吸着させるタイプは、接地面同士がきちんと当たっていないとうまく空気が抜けずに接着できない場合があります。
私の場合がそうで、ヴェゼルのダッシュボードへは若干の曲面と凹凸によって接着ができず、ゲルシートを買い足して接着しました。

カー用品店だとスマホホルダー売り場で買えます。
もし不安だなと思う場合は買っておいてもいいですね。
モバイルバッテリー
スマートフォンやアクションカメラをサブバッテリー無しで長時間撮影したい場合は、モバイルバッテリーで給電しましょう。
いまや多種多様なモバイルバッテリーがあり、一概にどれが良いとは言いづらいですね(笑)
スマホが充電できるモバイルバッテリーであれば基本的に問題ないと思います。
ただし、「熱」に十分気を付けてください。
ダッシュボード上にカメラと一緒に置いてしまうと、日中の撮影では日光や本体の稼働熱によって加熱され続けます。
使用 / 保管時の温度範囲は次の通りです。
使用温度範囲 0℃~40℃ 保管温度範囲 0℃~35℃ 利用推奨範囲は守り、理想の温度範囲でご利用ください。保管の際には特に35℃以下の涼しく乾燥した環境がおすすめです。
モバイルバッテリーの安全な使い方と取扱いにおける注意点 (https://www.ankerjapan.com/blogs/magazine/anker-safe-use?srsltid=AfmBOooWTJRdVo8Heoe6fpZRbjaKz1JAtgz91sbNO6neWBVp51evRF3o) より
ダッシュボード上は簡単に40℃を超えてしまうので、モバイルバッテリーは日陰になる場所に移動させたほうがいいでしょう。
ちなみに、私は最近までお古のPanasonicの「QE-QL202」を使っていました。

もう生産終了しているモデルで、10年選手ですがまだ全然使えてます(笑)
ただ、今はAnkerの「Power Bank」に乗り換えました。
外からバッテリー残量が見えるのが便利です。

サブバッテリー
GoProがそうですが、標準のバッテリーではあまり長い時間撮影することができません。
私の場合、中古品ということもあり20分も持たずにバッテリー切れを起こします。
モバイルバッテリーで給電することも可能ですが、サブバッテリーを持っておくのもオススメです。
撮影が途切れるという問題はありますが、トラブル時でもバッテリー交換だけで再開できるので安心。
また、GoProであれば「Enduroバッテリー」という高耐久高寿命のバッテリーがあります!
撮影時間を延ばせる他、低温高温の過酷な環境でも安定して動作するという優れものです。
私は満充電したのに冬場の撮影で電源が切れるという経験があるので、近いうちに導入を考えています。
充電ケーブル
カメラとモバイルバッテリーを繋ぐために使います。
特にこれといって条件があるわけではないですが、ある程度長さがある充電ケーブルがあると便利です。
モバイルバッテリーから給電する場合、短いとバッテリーの場所に制限が出て意外と面倒です。
その際に長さがあればバッテリーを好きなところへ移動できます。
ダッシュボード上にカメラと一緒に置くのも構いませんが、日中の撮影だと熱の問題が発生します。
夜間はモバイルバッテリーのライトがフロントガラスに反射して映り込むといったことも…。
そういった面倒を避けるためにも、充電ケーブルを使う場合は長めのものがオススメ。
【実際に比較】iPhone vs GoProで撮影してみた!
実際に日中と夜間で撮影した動画をチェック!

同じ日の日中(晴れ)と夜間(晴れ)でそれぞれ撮り比べています。
解像度は4K(3840ピクセル×2160ピクセル)、フレームレートは60fpsで合わせました。
ただし、カメラの画角などには少し差があります。
撮影の機材と設定
撮影時に使った機材や各種設定をまとめました!
スマートフォン(iPhone14 Pro)

- 📌 使用アプリ
- Blackmagic Camera
- 📌 解像度
- 4K
- 📌 フレームレート
- 60fps
- 📌 手振れ補正設定
- 最高
- 📌 画角
- 広角13mm(x0.5)
- 📌 カラースペース
- Rec.709
GoPro(HERO 10)

- 📌 解像度
- 4K
- 📌 フレームレート
- 60fps
- 📌 手振れ補正設定
- 標準
- 📌 画角
- 広角13mm(SuperView)
- 📌 カラープロファイル
- ナチュラル(非HDR)
マウント(Ulanzi SC-01 サクションカップマウント)

これ一台にGoProもスマホも固定できるパーツが付属します!
チェック①:画面の違いをみてみよう!
画に対して後処理は行わず、動画編集のソフトウェア上でスクリーンショットを書き出しました。
※PhotoshopでJPG圧縮+ブログ側の設定で2K(2560 x 1440 ピクセル)に圧縮されています。
まず、GoPro HERO 10の日中と夜間。


続いてiPhone14 Pro。


画角は同じ13mmですが、GoProはSuperViewにより、iPhoneよりも広い範囲が見えています。
まずは日中。
iPhoneは空の色が鮮やかに表現されていますが、GoProは彩度が落ち着いています。

また、GoProよりiPhoneは暗部が見えやすいです。

夜間ですが、GoProは光源がぼやけており、白く潰れています。
iPhone14Proは光源が抑えられ、暗い場面でも解像度が高いです。

チェック②:利便性や操作性は?
- ✅ アプリを使えば設定が簡単
- ✅ 標準のカメラアプリは設定がしづらい(分かりにくい)のでアプリがオススメ
- ✅ 常に容量不足の問題がつきまとうのがネック
- ✅ 撮影中は操作できないのでもしもの時が不安
iPhoneなどのスマートフォンは手軽さが強み。
マウントがあればすぐに車載動画を始められます!
カメラアプリは標準のものでも大丈夫ですが、設定がしづらい項目があります。
「Blackmagic Camera」なら細かい設定に素早くアクセスできるのでオススメです!
- ✅ microSDなので大容量のものを使えば長時間撮影も可能
- 標準バッテリーはバッテリー切れや電圧降下が起きやすい
- 大容量高耐久のバッテリーやモバイルバッテリーがあると安心
- ✅ 豊富なアクセサリーも魅力の一つ
- ✅ 古いモデルはHDRに未対応だったり、全体的に暗部の解像度が低いのがネック
GoProはコンパクトさや軽さなどの取り回しのしやすさが◎
狭い車内でも視界を邪魔せずに設置できるため、アングルの自由度が高いです。
しかし、GoProは全体的に暗部に弱いと言われていて、iPhoneと比べて黒の解像度が足りない部分がありました。
ですが最新機種ではHDRや10bitカラーに対応しているので、今回よりもさらに綺麗になると思います。
撮影に使った機種は未対応なので、光の表現がiPhoneよりも大雑把なのが気になりますね。
色の表現にこだわりたい方は、GoPro HERO 12以降のモデルがオススメです。
iPhoneとGoProどちらが向いてる?
手軽さならiPhoneやスマホ!使いやすさならGoProがオススメ!
手持ちのスマートフォンでも条件を満たしていれば十分に撮影は可能!
その場合、手振れ補正が絶対条件です!
あとはマウントさえあれば、気軽にドライブ動画やvlogなどを楽しめます。
GoProは小型による持ち運びやすさや豊富なアクセサリーが魅力!
大容量のmicroSDカードとモバイルバッテリーがあれば長時間の高画質撮影も可能です。
補足:手振れ補正がついたスマートフォンについて
iPhoneは13以降からProじゃなくてもアクションモード(強力な手振れ補正機能)がついています。
最近のiPhoneであれば、すぐに車載動画に使えるのが良いですね!
Androidだとカメラ機能が強いPixel、Galaxy、Experiaあたりが綺麗に撮れると思います!
スマートフォンを使う場合の注意点
高画質(4Kなど)で撮影を行う場合には、「データ容量」が十分にあるか確認しておきましょう!
もしAndroidでSDカードへ保存できる場合は、アクションカメラと同じく「SDカードの転送規格」もチェックしておく必要があります。
また、以下の状況による熱暴走に注意!
- 高画質撮影での処理負荷による発熱
- モバイルバッテリーからの給電による発熱
- 日中のダッシュボードへ設置による本体への加熱
アクションカメラを使う場合の注意点
多くのアクションカメラがmicroSDカードへの保存となります。
高画質撮影では高速規格に対応したmicroSDカードを準備しましょう!
microSDカードを参照
また、GoProの場合だと「Enduroバッテリー」と呼ばれる高耐久のバッテリーが市販されています。
サブバッテリーを参照
標準バッテリーよりも使用時間が長くなる他、気温によるバッテリー落ちを軽減してくれるため、長時間撮影をよく行う場合は導入してもいいですね!
スマホで試してみて、より楽しみたい場合はアクションカメラに移行しよう
「とりあえず車載動画が撮ってみたい!」という方はまずマウントを購入して試してみるのがオススメ!
ダッシュボードに取り付ける場合はゲルシートもあると安心。
スマホでやる場合は「手振れ補正機能」「保存容量」「バッテリー」をチェック!
色々遊んでみてスマホだとちょっとやりづらいな…と思ったらGoProなどのアクションカメラに移行してみましょう!
GoProも最新機種だと多彩な機能により幅広いことが可能ですが、趣味レベルであれば型落ちの中古品でも十分楽しめますよ!
車載動画を撮影する際に気を付けたいこと
少ない道具で手軽に始められる車載動画ですが、いくつか注意すべきことがあります!
スマホやカメラは道路交通法に準拠した位置に設置しよう!
スマホをカーナビ替わりに設置している方も多いですが、そういった用途も含めて適当な位置に設置するのはNGです。
詳しくはこちらの記事でも解説をしています!

最低限、ダッシュボード上に設置する場合は死角を作らない。
フロントガラスへ設置する場合は決められた範囲内に設置しましょう。
運転マナーを守ろう!動画を上げるなら細心の注意を!
当たり前のことですが、動画を撮影するしないに関わらず運転マナーは守るべきです。
ただ、動画をアップして楽しむ際にはより一層注意しましょう。
バッテリーやモバイルバッテリーの取り扱いに気を付けよう
ダッシュボード上にカメラやスマホを設置する場合、日中の撮影ではかなり温度が上がります。
また、モバイルバッテリーで給電する場合、モバイルバッテリーをダッシュボード上に一緒に置いておくのは避けたほうがいいでしょう。
充電コードを伸ばしてドリンクホルダーやグローブボックスに逃がしたほうがいいですね。
まとめ
この記事では、iPhoneとGoProで実際に車載動画を撮影し、使い勝手や画質の違いを比較しました!
- ✅ マウントがあればあとはスマホで手軽に車載動画が撮れる!
- ✅ スマホで撮る場合は「手振れ補正」「バッテリー残量」「保存容量」を確認しておこう!
- ✅ スマホで撮影する場合、撮影中はスマホが使えなくなるので注意
- ✅ より深く楽しみたいなと思ったらアクションカメラがオススメ!
- ✅ GoProは豊富なアクセサリーが魅力
- ✅ 車内に設置する場合は、取付位置と交通ルールを守って楽しく撮影しましょう!
まずはマウントを使ってお手持ちのスマートフォンで始めてみてもいいですね!
設置位置や交通ルールを守って、車載動画の撮影を楽しんでみてください!


