昼間に車載動画を撮ってみたものの、日光で画面が白っぽくなったり、フロントガラスにダッシュボードが映り込んで見辛くなってしまった…といった経験はありませんか?
編集で白っぽさはある程度調整はできても、反射まで修正するのは限界があります。
どうしたら綺麗に撮れるだろうと思い色々調べてみたところ、レンズフィルターで軽減できるとのこと。
そこで今回、GoPro用のND+CPLフィルターを導入し、実際にどれほど改善されるのかを試してみました。
実際に映像がどう変わったのか比較しているので、車載動画を始めてみたばかりの初心者の方に向けてわかりやすくご紹介していきます!
- 昼間の車載動画で白飛びや反射が気になる方
- GoProなどでこれから車載撮影を始めたい方
- フィルターの効果や導入のメリットを知りたい方
- 編集で補正するのに限界を感じている方
- NDフィルターとCPLフィルターの違いがよくわからない方
ぜひ参考にしてみてください!
日中の車載動画が白っぽくなる?反射・白飛びの悩み
日中に車載動画を撮影していると、フロントガラスにダッシュボードなどが映り込んでしまう経験はないでしょうか?
こちらはダッシュボードがフロントガラスに反射してしまい、画面全体が白っぽくなっています 👇

画像の左下が分かりやすいですが、ダッシュボードの凹凸が映り込んでいます。
ちょっと不格好な上に、画面の色味まで損なわれてしまい残念な映像に…。
編集でも修正は大変…
色味は色調補正である程度は修正できますが、映り込んでしまった反射を消すのはさすがに大変です。

できるだけ撮影時に反射が入らないようにするのが望ましいため、光を通す「レンズ」で反射の軽減ができないか探ってみることにしました。
GoPro用レンズフィルターで反射・白飛びを防げる?
色々調べてみた結果、NDフィルターとCPLフィルターと呼ばれるレンズがあるというのが分かりました。
これらはそれぞれ役割が異なるので、ざっくりまとめてみました。
NDフィルター、CPLフィルターって何?
NDフィルターはサングラス
NDフィルターは「減光フィルター」や「Neutral Densityフィルター」と呼ばれ、レンズに入る光の量を減らすために利用されます。
NDフィルターはレンズから入る光の量を減らすために使うグレーのフィルターです。まぶしさを抑えるサングラスのようなものです。NDとは、「Neutral Density(ニュートラル・デンシティー)」の略で、直訳すると「中立な濃度」という意味です。発色に影響を与えることなく、光量を減らすのがNDフィルターです。
NDフィルターでプロ並み写真が撮れる – 選び方・使い方ガイド (https://www.kenko-tokina.co.jp/special/product_type/nd/nd-filter-guide.html) より
「発色に影響を与えず光量を減らす」というのがポイントです。
NDフィルターはシャッター速度を遅めたり、絞りを開く際の露出オーバー(白飛び)を抑えるために使われます。
なので反射については直接影響しないのです。
💡 今回あえて紹介したワケ
- 今回撮影したGoProの設定では、露出オーバーの可能性があった
- 購入した製品がND+CPLのハイブリッドのフィルターだから
GoProの設定とNDフィルターを併用することで、「より印象的な撮影」ができるのですが、それは次の機会に記事にしたいと思います!
ちなみに…
CPLフィルターは反射光のコントロール
今回の反射・白飛び問題の解決の肝となる、「反射光のコントロール」を行うのがCPLフィルターの役割です。
PLフィルターは二重枠の前枠を回すことで反射光を調整し、色彩鮮やかにする効果のあるフィルターです。水面の反射を取り除いて海をクリアに写したり、青空を深みのある鮮やかな青色にしてコントラストを高めます。
PLフィルターでプロ並み写真が撮れる – 使いこなしガイド (https://www.kenko-tokina.co.jp/special/product_type/pl/pl-filter-guide.html)
物体の反射を抑えることで物体そのものの色味を出し、画面を鮮やかにする効果が得られます。
基本的にCPLフィルターにはダイヤルがついており、ダイヤルによって影響を調節します。
今回はこれをフロントガラスの反射を抑えるために使います。
それぞれのメリットとデメリット
NDフィルターとCPLフィルターのメリットとデメリットをまとめました。
NDフィルター
- ✅ 明るい環境でも、シャッター速度を遅めることができる
- ✅ 明るい環境でも、絞りを閉じることができる
- ✅ レンズを交換するだけなので手間がかからず簡単
- ❌ 光量を減らすので、夜間などの光が少ない撮影には向かない
- ❌ 比率と画角の組みあわせでケラレ(画面四スミが暗くなる)がでることがある
CPLフィルター
- ✅ 反射光をコントロールすることでガラスなどの映り込みを軽減できる
- ✅ モノの本来の色味が出せるので、画が鮮やかになる
- ✅ レンズを交換するだけなので手間がかからず簡単
- ❌ 光の抑えてしまうので、夜間の撮影には向かない
- ❌ 都度ダイヤルを回してベストな位置を探る必要がある
- 👉 運転中は操作できないので事前に確認が必要なことも…
今回購入したGoPro用のフィルター
今回の動画を撮影するために実際に購入したフィルターをご紹介します!
K&F ConceptのND/PLフィルターセットを購入

GoPro用のND+PLフィルターだけでもいくつかのメーカーがありますが、その中でも比較的リーズナブルなものを選びました。
この製品はNDフィルターとPLフィルターが一体型になっているタイプで、日中などの明るい環境で使うのに適しています。
それぞれ ND8 / ND16 / ND32 / ND64 の4つが入っていて、昼間の車載動画の撮影では困らないかなと。
もっと長時間露光したいので強いものが欲しい!という場合は、必要に応じて買い足していくような形で十分でしょう。
装着の方法も、GoProの標準フィルターを付け替えるだけなのでカンタンです!

フィルターについているダイヤルを回すことで、フィルターの方向の調整を行います。
一通り網羅したお得なセット
このセットはNDフィルターが8/16/32/64の4セット入っています。

それぞれの強度に合わせた利用用途はざっくり以下のような感じです。
あくまで目安程度に。
| ND値 | 減光量 | 用途の目安 |
|---|---|---|
| ND8 | 1/8 | 晴れ(やや曇り) |
| ND16 | 1/16 | 晴天 |
| ND32 | 1/32 | 真夏の昼間や雪景色 |
| ND64 | 1/64 | 直射日光などの明るい光 |
基本的には8と16があれば十分ですね!
もし、CPLフィルターだけ欲しい場合は、別で購入する必要があります。
(私はあとで同じメーカーのCPLフィルター単体を買いました👇)
実際に試してみた!結果は…?
実際にND/CPLフィルターを装着したGoProで撮影してみました。
標準フィルターとND/PLフィルターで比較してみた動画がこちら👇

- フィルター
- 標準
- ND16/PL
- 画角
- リニア+水平維持
- 解像度とフレームレート
- 4K、30fps
- HyperSmooth
- ブースト
- ISO感度
- 100~1600
- ホワイトバランス
- 自動
効果あり!色味が鮮やか&反射も軽減
動画でも効果を確認できましたが、静止画でも確認してみます。
以下はCPLの効果を比較してみたものです。
ダイヤルを調整することで光の反射を抑えつつ、画面全体が鮮やかな印象になりました。
調整前👇

調整後👇

左下側の映り込みが消えているのが分かると思います!
画像が圧縮されてちょっと分かりづらいですが、白っぽさが薄れた結果、空の彩度も少し上がっています。

ただし注意点も…
- ✅ ダイヤルを回して反射が出ない方向を探る必要があるため、事前に調整が必要
- 👉 GoPro本体の画面では分かりにくいので、スマホからGoProアプリでプレビューすると◎
- ✅ 反射を完全に除去するのは難しい
- 👉 かなり軽減できるが、方向によって別の反射が映り込んだりする
- ✅ 画角によってはケラレが発生してしまうことがある(特に広角)
- 👉 16:9で撮影する分にはSuperViewでも問題なかった
まとめ
CPLフィルターの効果は抜群!昼間の撮影時には持っておきたいアイテム
- ✅ CPLフィルターを使うことで、日中のフロントガラスの反射を抑えることができる
- ✅ GoPro用のフィルターは付け替えだけでカンタンに使える
- ✅ 光量を落としてしまうので、夜間の撮影には使わないほうが良い(特にNDフィルター)
- ✅ ダイヤルを回して反射が出ない方向を探る必要があるため、事前に調べる必要がある
フィルターを使うことで、印象的な画面にしたり、反射を軽減して鮮やかにしたり、色々な効果を付与することができます!
ある程度編集でも補正は効きますが、アナログなフィルターを通すことでより味のある撮影が出来たりもするので、ぜひ色々試してみてください!
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是非、車載動画を楽しんでみてください!
では!

